ウィーンに戻って以来、料理に目覚めています。
今回の一大プロジェクト、それは”カレー”。
留学したての頃、母に送ってもらったレシピに沿って、スパイスからカレーを作ろうとしたことがあります。
その時はスパイスを固形のまま入れたり、何か足りなかったりして大失敗しました。
いつかリベンジを、と思いつつ、またあのカレーではない何かになりそうで、ずっと避けていたのですが、あまりにも暇なので(!)今回挑戦することにしました。
今回いろいろと調べて、なぜ5年前に失敗した原因を発見。
基本となる香り付けスパイスが一つ欠けていたのでした。
クミン(cumin)…キャラウェイとも言いますが、鎌倉には”キャラウェイ”というおいしいカレー屋さんがあるぐらい、要するにカレーには外せないものでした。あらら。
でも、スパイスを探すというのはなかなか難しいもので…というのも、英語名とドイツ語名が同一ではないからなんです。
留学当初、もちろんドイツ語なんてチンプンカンプン、電子辞書を片手にスーパーのスパイス棚の前で軽く一時間は苦戦していた状況、なぜだか今でも鮮明に覚えています。
スパイスの原材料の草木を広辞苑で調べたり、それを英語にしてみたり、ドイツ語で似た語感のものを探したりと、なんであそこまで必死だったのか、謎ですが。
そんな状態だったので、一つ欠けていてもしょうがない。
ということで、5年前に揃えたスパイスがまだ使用可能かどうかは疑問の余地がありましたが、足りないクミンを探しにスーパーに行ってきました。
ところが、スーパーで”cumin”という名前のスパイスは見つからず。
スパイス棚に売っているカレー粉の原材料(ドイツ語表記)を見るとcuminと書いてある、ということはドイツ語でも"cumin"のはず。なのに何故、と、なんだか5年前と同じようにまた電子辞書とにらめっこしたりしたのですが、専門家に訊くのが一番、とナッシュマルクトのスパイス屋さんに行く事に。
「cuminを探してるんですけど」
さすが、即座にスパイスの箱をくれる。けど、なぜかフタには"Kümmel"の表記。
「え、これって、クミンなんですか?」
当たり前でしょ、みたいな顔をされ、がーん…
というのも、Kümmelならスーパーに沢山売ってたし、
語感似てるからこれかな、と思って用法を読んでも「羊肉に良い」ぐらいしか書いてないし、
辞書にはKümmel=キャラウェイ、でキャラウェイとクミンは別もの、みたいに書いてあったし…
なんだか取り越し苦労…、なので、ようやくすべてがつながった
”クミン=cumin=Kümmel=キャラウェイ”
を片手に、気晴らしにナッシュマルクトのOberlaaでお茶をしてきました。

久しぶりに飲んだMelange美味しかったです。
右にはスパイス。ちなみに唐辛子も同時にお買い上げしてきました。
そんなこんなで、ようやく苦労して揃えたスパイスをいよいよ調合。
5年前の悪夢の再来にならないよう、あの苦かった固形スパイスもすって粉状にしました(Yちゃん、覚えてる?)。
最初はカレーとは似ても似つかない香り、そこに例のクミンを入れるとあら不思議!
匂いがまとまって美味しそうなカレーの香り。
やはり、相当重要なものを入れ忘れたと再確認。
調合後、こんなかんじになりました↓

見た目もちゃんと、カレー粉な感じでしょ?
これをフライパンで弱火で炙って、それを冷蔵庫でひと月ほど寝かせたら完成です。
今回は、美味しくなりそうな予感。
5年越しのリベンジ、Yちゃんにはぜひ食べて頂きたいです。笑